かっこいいイノシシ

年賀状を作り始めてます。来年はかっこいいイノシシ年。

イノシシで思い出すのは、伊豆は天城の「いのしし村」。ぼくは二回ほど行きました。かわいらしいイノシシの曲芸が見られるんです。曲芸場のすぐ脇の食堂では、かわいらしいイノシシの鍋も食べられます。

二度目のときに一緒に行ったヒロコさんは、「かわいらしいイノシシって、鍋になってもかわいらしいね!」とか言ってました。もちろんそれは黒い冗談などではなく、怒りから出た皮肉でした。「こんなかわいらしい量じゃなくて、もっとどーんと持ってきて欲しいよね!」よく食べる女の人でした。よく食べる女の人って、イノシシよりもカッコいいですよね。

【 2006/11/30 】
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お金と愛情の話

タンスの裏の一円玉まで総動員。なんとかかき集めたお金を家賃の引き落とし口座に入金。

それにしても相変わらずお金がないです。お金のヤツ、ぼくを避けてるみたいなんです。ぼくはお金が大好きなんですけどね。誰にも負けないくらいお金を愛してるんですけどね。やっぱ愛情だけでは何かと繋ぎとめておけないって話でしょうかね。

【 2006/11/29 】
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赤い自転車

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数年前、2回しか乗っていない買ったばかりの自転車を盗まれました。価格12800円だったので、1回あたり6400円。タクシーの10倍くらい高い。その「全然元を取れていない感」に、とてつもなく落ち込んだものでした。

で、現在乗っている9800円で購入した自転車なんですが、盗まれることもなく、めでたく購入2周年を迎えることができました。1日1回乗っていると計算して、1回あたり約13円です。確実に元は取れたって感じ。

「ついに我が家の自転車が13円になりましたよ!」
同居人も喜んでくれるだろうとそんな報告をしてみたのですが、予想に反し、彼女はぼくを呆れた目で見るのでした。

「自分ちの乗り物が13円になったのがうれしいって、全然意味わかんないわよ。つうか、ふつー『ウチのクルマって1500万円もするんだよ!』とかって自慢はするけど、『ウチのクルマって2万円なんだよ!』とは自慢しないでしょうよ? 13円の自転車乗ってるのって、うれしいっていうよりむしろ恥ずかしいって感じだわよ」

同居人はそう言うと、「あー、なんか急に自慢したくなってきた! むしょうに! やみくもに! 何でもいいから誰かに自慢したいよー!」などと口走りながら部屋の中を見渡し、「なんもないよ! 自慢するものがなんもないよ!」的なことをこぼし、「自慢できないものならあるんですけどね。ふふん」と鼻で笑いながらぼくのことをじっとりと見たのですが、その顔は意味不明に自慢げでした。

【 2006/11/28 】
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飛び出る目玉! 失禁! 脱糞!

とある人から、とっても高価なオレンジをいただきました。その値段は目玉が飛び出るほどというか、失禁も禁じえないっつーくらい高価でした。

とはいえ、「え? こんな値段で目玉飛び出しちゃうの?」とか言われそうで恥ずかしいので、すいませんが値段がいくらだったかは聞かないでください。

帰宅した同居人とさっそくご相伴にあずかりました。

いやもう、その美味しいことといったら! みずみずしい果汁はただ甘いだけではなく、ほのかなえぐみが甘さを引き立たせ、かすかな渋みが甘さを一本調子にすることなく、非常に深みのある、なおかつ絶妙なバランスの味わいに仕立て上げてくれています。

あまりの至福の美味しさのため、全身はすっかり弛緩状態です。脱糞状態から脱しえなくなっちゃうんじゃなかろうかってくらいに体のありとあらゆる部位がゆるんじゃうほどの美味しさでした。

同居人もたいへん喜んで食べたのですが、その感想はというと、「すっごいおいしーねー! 100%オレンジジュースみたいにおいしい!」という、なんだかがっかりするような感想でした。




なにががっかりするって、そーゆー感想を言ってる同居人の方が、ぼくよりもあきらかにうれしそうで、はるかに美味しそうな顔をしていたことです。

がっかり、というよりは悔しいって感じ。

【 2006/11/26 】
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誰にでもやさしいということ

「誰にでもやさしいってのはね、誰に対してもやさしくないってのと一緒なのよ」

学生時代、つきあっていたカンジョから別れ際に言われた言葉です。ふとこの言葉を思い出したぼくは、ここ数日、この言葉についてひどく考え込んでしまいました。そしてある結論に辿り着いたんです。

なるほどそういうことなんだなあ、と。だから平気でいられるのかもなあ、と。


「誰にでも裸エプロンってことはね、誰に対しても裸エプロンじゃないってことなのよ」

ムーミンのママがムーミンパパだけでなく誰の前でも一日中「裸エプロン」でいられるのは、つまりはそーゆーことなんだと。



あと、「裸の王様」と「裸エプロンの王様」はどっちが恥ずかしいだろうとかも考えてました。

【 2006/11/23 】
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セックスレス夫婦からの真夜中の電話

深夜2時30分。電話をかけてきたのは同居人の十年来の友人であるN子さんでした。眠たそうな同居人に、ぼくは受話器を渡しました。

なにぶん狭い我が家であるうえに、静まり返った真夜中です。受話器から漏れてくるN子さんの声は、同居人の隣でぼんやりしているぼくにも明瞭に聞こえてしまいます。

「ダンナが仕事上の悩み抱えてるとかってわけじゃないのよ。夫婦仲だって以前と変わらないし。なのにウチの夫婦って、ほぼセックスレスなのよ……」

結婚生活3年目のN子さん。彼女の声からは、なんともいえない切実さが伝わってきました。

相談ごとなどほとんどされないぼくと違って、というか、顔をみせるだけで「金の相談ならお断りだよ!」と決め付けられてしまうぼくとは違って、同居人のもとにはときおりこんなお悩み相談電話がかかってくるのです。

「……理由もなくセックスレスなわたしんち夫婦って、もしかして異常なのかな?」

N子さんのそんな質問に対し、同居人は、考えをまとめるために必要な時間、といった間をおいたあと、受話器に向かって答え始めました。
「セックスしない夫婦はセックスレス夫婦って呼ぶでしょ? じゃ、セックスする夫婦ってセックス夫婦って言うのかな」
そんな同居人の質問返しに、受話器からはN子さんの「え」という小さな疑問符が漏れ聞こえました。

N子さんのとまどいをちっとも気にせず、同居人は変わらぬ調子で話し続けます。
「なんかさあ、言葉の響きだけでいったらセックスレス夫婦よか、セックス夫婦の方がよっぽど異常って感じじゃない? っていうか、セックスレス夫婦って頭良さそうな夫婦に聞こえるけど、セックス夫婦って頭おかしい夫婦みたいに聞こえるよね。だから大丈夫だよ、N子ちゃん」

屁理屈、というよりもほとんど勢いだけみたいな同居人の回答でした。それでもN子さんの気持ちはずいぶんと落ち着いたようで、その後10分ほど同居人とたわいない話をつづけ、明るい挨拶ののちに電話を終えたのでした。

あんな回答で、N子さんはどうして安心できるんでしょうか?
なんて考えてしまうことが、そもそもぼくが相談事をされない理由なのかもしれません。きっとある程度の信頼関係にあれば、中身がどうだろうと話をすることだけでも十分に精神的な安定が得られるんでしょうね。

なんて考えたぼくは、真っ暗な部屋の布団の中で、他人から信頼を得られない自分を猛然と反省したのでした。と思いきや、気がつけば朝でした。しかも「キャベツや味噌汁だけじゃなくてトンカツもおかわり自由ですからね、黄門さま」なんて言われて「かっかっかっ」などと高笑いしてるぼく、などという夢を見てました。反省してるつもりがいつの間にか寝ていたようです。ぼくのこーゆー真剣さの足りないところが、相談事を持ちかけられない理由なのかもしれません。

【 2006/11/22 】
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